2015年「ニュージーランド・エバコナ留学」報告
大前るるこ ちゃん
2015年8月3日~24日

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八月三日、私は期待と不安いっぱいで、成田空港からニュージーランドへ飛び立ちました。
不安の方が若干勝っていましたが、やはり楽しみな自分がいました。その時の私は、消極的で、英語が嫌いでした。そんな私が、三週間もやっていけるのか、その奮闘記をこれから綴って行きたいと思います。

エバコナ初日、私はカチカチになりながらも挨拶を済ませ、オリエンテーションを受けていました。その時に、先生方や生徒さんたちが気軽に話しかけて来てく ださり、少し安心していたのを今でも覚えています。最初の方は、緊張してしまい、なかなか人と話したりすることが出来ませんでした。
しかし、そのうち、「ここは日本じゃ無いし、もう大丈夫だ。」と開き直ってる私がいました。そんな中、私には毎日一緒に居た友達が出来ました。中国から来 た、英語名をBobyという17歳の女の子です。彼女とは、他愛もない話ばかりしていましたが、共通点が多く、話が合う度にはしゃいでいました。「英語を 学べば、もっと色んな国の人と話すことが出来る。」その考えは、私が英語を好きになるのには充分過ぎる理由でした。

好きになったからといって、英語が通じる訳ではありませんでした。ちゃんと伝えたくても、簡単な文しか話せない。そんな私には、正しく伝えることが出来ま せんでした。それは、とてももどかしくて、悔しくて、何とも言えない気持ちでした。その気持ちは、学校だけではなく、ホームステイ先でも味わいました。ホ ストマザー、ファザー、それにシスターと思った通りに話すことが出来ません。
しかし、それで話すことを諦める暇などありませんでした。なぜなら、諦めていても自分の成長には繋がらないと感じたからです。そこで私は、チャレンジし続けることにしました。

その選択は、今後の私をどう変えていってくれるか。これから私がどう進んで行くのか。それは、私にも分かりません。しかし、その選択をしたことが、私にとって正しい事だと信じています。 私が学んでいた日々は毎日が新鮮で、輝いて見えました。驚きや発見があり、一日の終わりには、「もう今日が終わってしまった。」と、思っていた程でした。そんな体験をすることが出来た。それは、私にとってとても価値があります。

この様な体験をする機会を下さった方々、携わって下さった方々、また出会った方々に、私はとても感謝しています。 また、前の私のように立ち止まっていても、また前に進むことが出来るという事を、この文を見た人に伝えたいです。本当にありがとうございました。